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2012年初しぼりの儀が執り行われました。

2012年11月19日

2012年「初しぼりの儀」

「初しぼりの儀」の様子11月15日(木)「初しぼりの儀」が多度津工場で行われました。初しぼりを行った工場内には新酒独特の芳醇な香りが漂うなか、酒造にたずさわった人たちや金刀比羅宮の神職ら関係者約70名が出席。搾りたての生酒が大杯に注がれ、金刀比羅宮の神職が祭壇に供えて「おいしい酒造りと酒造作業の安全」を祈願しました。

「初しぼりの儀」の様子

「初しぼりの儀」の様子

「初しぼりの儀」の様子

「初しぼりの儀」の様子

「初しぼりの儀」の様子

式次第

修抜(シュバツ) 清めのお祓い(お供え・玉串・新酒・奉仕参列者等)
降神の儀(コウシンノギ) ひもろぎに神様をお招きする
斉主一拝(サイシュイッパイ) お祭りを執り行なう一礼
献餞(ケンセン) お供え物をささげる
お酒の入った瓶子(ヘイシ=お酒の器)の蓋をとって神にささげる
献酒(ケンシュ) 初しぼりの新酒を神にささげる
祝詞(ノリト) 祭りの趣旨を神に申し上げる
清祓いの儀(キヨハライノギ) お祭りになるものをお祓いする(この場合は井戸)
玉串奉奠(タマグシホウテン) 玉串をささげて、感謝の気持ち・お願い事を申し上げる
撤餞(テッセン) お供え物をさげる
お酒の入った瓶子(ヘイシ)の蓋をしめて下げる
斉主一拝(サイシュイッパイ) これにてお祭りを終わりますという一礼
昇神の儀(ショウシンノギ) ひもろぎの神様を神の世界にお帰しする
  • ※ひもろぎ=神事を執り行なう際、臨時に神を招請するため室内や庭に立てた榊

「初しぼりの儀」の様子

「初しぼりの儀」の様子

今年の初しぼりについて 醸造責任者 酒井史朗より

「初しぼりの儀」の様子初しぼりの原材料である香川県産酒米の「オオセト」に関しては、台風被害がなく、産地である高瀬カントリーのご尽力もあり概ね順調に入荷しました。
8月下旬の気温による高温障害が懸念されたものの、9月上中旬には平年並みに推移したことで、米質も良好なものでした。

10月に入ってから、ぐっと気温が下がったために、精米、原料処理、仕込み管理も順調に経過して10月15日に発酵を終了したモロミをしぼることができました。

今年の「初しぼり」は、香りが華やかで、上品なまろやかさが特徴です。しぼりたてにありがちな、刺激や荒さが少なく落ち着いた酒質です。

オオセトを使用した清酒は、もともと野菜類と合うといわれていますが、今年は特に根菜類と相性抜群です。煮物、天ぷら、きんぴらごぼうなどとお試しください。

お召し上がり方は、常温、冷して、ロック、ぬる燗などがおすすめですが、普段から清酒に慣れていない方なら少し水で割ってお試しください。

「初しぼりの儀」の新聞記事

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