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2014年初しぼりの儀が執り行われました。

2014年11月13日

2014年「初しぼりの儀」

「初しぼりの儀」の様子11月13日(木)「初しぼりの儀」が多度津工場で行われました。初しぼりを行った工場内には新酒独特の芳醇な香りが漂うなか、酒造にたずさわった人たちや金刀比羅宮の神職ら関係者約70名が出席。搾りたての生酒が大杯に注がれ、金刀比羅宮の神職が祭壇に供えて「おいしい酒造りと酒造作業の安全」を祈願しました。

「初しぼりの儀」の様子

式次第

修抜(シュバツ) 清めのお祓い(お供え・玉串・新酒・奉仕参列者等)
降神の儀(コウシンノギ) ひもろぎに神様をお招きする
斉主一拝(サイシュイッパイ) お祭りを執り行なう一礼
献餞(ケンセン) お供え物をささげる
お酒の入った瓶子(ヘイシ=お酒の器)の蓋をとって神にささげる
献酒(ケンシュ) 初しぼりの新酒を神にささげる
祝詞(ノリト) 祭りの趣旨を神に申し上げる
清祓いの儀(キヨハライノギ) お祭りになるものをお祓いする(この場合は井戸)
玉串奉奠(タマグシホウテン) 玉串をささげて、感謝の気持ち・お願い事を申し上げる
撤餞(テッセン) お供え物をさげる
お酒の入った瓶子(ヘイシ)の蓋をしめて下げる
斉主一拝(サイシュイッパイ) これにてお祭りを終わりますという一礼
昇神の儀(ショウシンノギ) ひもろぎの神様を神の世界にお帰しする
  • ※ひもろぎ=神事を執り行なう際、臨時に神を招請するため室内や庭に立てた榊

「初しぼりの儀」の様子

今年の初しぼりについて 醸造責任者 酒井史朗より

「初しぼりの儀」の様子 原料米の26年産オオセトは、10月上旬より高瀬カントリーから順次入荷して、精米しております。
原料米の品質は、ご存知のように8月、9月は降雨や日照不足の影響があり、西日本の米は品質が良くないとの懸念がありました。しかし幸いなことに、入荷したオオセトは粒張り良く、精米中の割れも少なくて非常に使いやすいものでありましたので、良い酒が期待されました。
新米新酒の醪1号は10月23日に仕込み、11月13日に初しぼりを向えることが出来ました。
仕込が始まった当初から比較的冷涼な気候が続き、醸造には適した環境でしたので、精米や原料処理、発酵経過など順調に推移していきました。
酒質に関しては、新酒らしいフレッシュな風味、なめらかな口当たりは例年通りですが、今年の特徴は「やや辛口でキレが良い」ことです。ですからいろいろな料理に合わせやすいと思いますし、もちろんさぬきの食材を使用したお料理とも相性が良いと想像できます。
おすすめの召し上がり方は、冷や、冷蔵、ロックです。

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